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[第34頁] あなたの会社、子連れ出勤あり?なし?

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ニュージーランド議会で、議長が赤ちゃんに授乳しながら議事を進行したという写真、ご覧になった方も多いのではないだろうか。乳児は、同性婚をした男性議員とそのパートナーが代理母出産で生んだ。男性議員は育児休暇明けに子連れで議会に出席し、議長が議長席でベビーシッター役を買って出た。議長本人がツイッターで発信。同性婚を認め、赤ちゃん登院も歓迎という議会の先進性のPRのようだ。

このほかにも各国で赤ちゃんや子どもを連れた議員が議場で活動している様子が報道されている。日本では熊本市議会が有名だ。女性市議が2017年11月、生後7カ月の長男を抱いて議会に出席しようとしたが周囲の議員に反対され、断念したというニュースだった。

女性市議の行為を好意的な視点で取り上げたNHKの番組には「番組のアナウンサーやキャスターが赤ちゃん同伴は可能でしょうか?」「会社なら会議に赤ん坊を連れてく社員はいない。議会に赤ん坊を連れてくなんて非常識」などの声が寄せられた。ウエブサイト「Yahoo!ニュース」の意識調査では、乳児連れでの議会出席を「認めるべきではない」との意見が8割を超え(24 万8821票)で「認めるべき」を大きく上回った。

岩手県では女性県議が乳児を連れ登院し、県議の母親が議員控え室で子どもの面倒を見たという例があった。県内のある企業では、乳児を連れて仕事をしたいと申し出た社員を周囲の同僚らは支援しようとしたものの、経営陣らは受入態勢が整っていないと反対しているという。一方で、2017年にもりおかワーク・ライフ・バランス推進盛岡市長賞受賞の福祉業ぬぐまるの家は、保育園の預かりが難しいときや小学校が夏休みのとき子連れ出勤を認め、子どもは別部屋で勉強したり、時には施設の高齢者と一緒に過ごしたりすることもあるそうだ。

やむを得ない理由で社員が職場に乳幼児や幼い子どもを連れてきた。そんなとき、同僚のあなた、そしてあなたの会社はどんな対応になりますか。

(K.Jobs)

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