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[第18頁] いわて働き方改革AWARD2017受賞企業の共通点

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「いわて働き方改革AWARD2017」の授賞式が先日行われた。最優秀企業2社のうち1社は矢巾町の建設業、株式会社水清(みずせい)建設、もう1社が奥州市水沢区佐倉河の宿泊飲食業、株式会社プラザ企画だ。両業種ともこれまでは働き方改革を実施しにくい業界と言われていた。建設業の仕事には工期があり、「突貫工事」は日常茶飯事。一方、宿泊飲食は土日祝日が稼ぎ時で、365日24時間のサービス提供というイメージを持つ人も少なくないのではないか。

両企業の経営環境は、大きく異なる。水清は、岩手医科大学、同付属施設の移転などで開発が進む矢巾町に立地し、震災復興の重要にも対応している。受注額は伸び、営業利益は右肩上がりだ。プラザ企画は逆風を受けている。少子高齢化に加え競合他社も増え、これまで収益の柱だった結婚披露宴などが減少し、インバウンドなど多角的な集客を模索している。

そんな対照的な両企業だが、働き方改革では共通点があった。一つは、「社員の幸せを第一に」を企業理念に長年努力してきたこと。両社とも「従業員が誇りを持てる会社」を目指し業務改革を実施してきた。二つ目は、現場の意見を経営陣に伝えることができるキーパーソンがいること。両社ともそれは女性社員だった。従業員が働きやすいようになるために声を拾い、それを経営陣に伝え、一つ一つの業務改革を粘り強く実施してきた。そしてキーパーソンが伝える従業員の願いを受け止めるトップがいて、最優秀賞に値する職場環境が実現した。

授賞式のてい談で二人の女性は「結婚、出産、育児、介護、障がい、高齢。それぞれの従業員が長く働ける職場を目指してやってきた。それが結果として働き方改革になった」と同じ思いを話した。

(K.Jobs)

2017.12.18更新

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